減農薬栽培について

なぜ、美佐ぶどう園では、農薬回数を減らせるの?

当園では、農薬散布の前に必ず草刈りを行っています。雑草が伸びていると農薬散布をしても昆虫の避難場所となり農薬散布の効果が弱まります。また、伸びた雑草は園内の湿度を上昇させるため、病原菌が繁殖しやすい環境となります。農薬散布の効果を最大限に引き出すため、丁寧な草刈りを欠かさず行っています。

  
農薬散布の効果を最大限に引き出すため、丁寧な草刈りを欠かさず行っています。

農薬も選んで使う

昨今、ミツバチや赤とんぼの激減の原因とされているネオニコチノイド系(タバコに含まれるニコチンに似た成分)の農薬の使用をできる限り控えております。園外にも影響が出るほどの強い農薬はなるべく使わない、園内であってもすべての昆虫を駆除するのではなく、ブドウの生育に支障が出ない程度に昆虫量をコントロールすることを心がけています。お子様の未来を守るため、環境保全や生物多様性の維持にも細心の注意を払っております。

多少、葉を食べられても気にしない

青々と生い茂ったブドウの葉は、見た目は綺麗に感じるかもしれません。しかし、それを維持するためには葉を食べる昆虫全てを駆除するだけの大量の農薬が必要となります。確かにブドウに糖度をのせるために一定の葉の量、つまり光合成量が必要となりますが、無理に農薬を撒かなくても、副梢(メインの枝の脇から出る芽)を大事に育てていけば、十分な葉量を確保でき、多少虫に葉を食べられても甘いブドウを育てられます。それだけ手間と時間は増えますが、環境にも身体にも優しい美味しいブドウは感情論でなくとも科学的根拠を持って作れるのです。

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